日々響

日々響

マイペースに書きたいことを書いてます。って言いながら気が向かないので書いてないです。

夢を追う若者達による情熱溢れる公演『バイトショウ国際篇』感想

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夢を持つことは大切なことだと身近の大人に教えられた。夢に向かって頑張ることは素敵だとテレビの中の成功者は言っていた。

努力をすれば必ず夢は叶う、子供ながらに軽信していた。

それがいつしか歳を重ね、夢を実現させることの難しさを知り、夢を追い続けることを躊躇する。

大勢の人が同じように現実を知り、夢を追うことを諦めてきただろう。

 

それでも足取りを止めずに夢に向かい走り続ける人達がいる。夢というものはそれほど魅力的で、叶えたいものだ。

 

 

 

今年も会場までの道のりに立ちはだかる"名物"紅葉坂を登る。

想像を絶する程で登るのも嫌になるほどに急な坂でありながら、その坂を登る足取りは高鳴る鼓動に呼応するように軽く、早く登れと急かしてくる。

無理もない。今日という特別な日が来るのを去年からずっと待ち侘びていたんだ。

 

今回観に行ってきたのはマグカルの公演「バイトショウ国際篇」。夢を追う若者達が作り上げる情熱的で、個性的で、真っ直ぐな想いをぶつけてくる舞台。

 

「バイトショウ」を観るのは去年の「バイトショウ YOKOHAMA-青春篇-」以来だから今回の公演で2回目。友人が出演しているという理由で去年から観に行っているが、本当にそれ抜きにしても面白く、希望を与えてくれる魅力溢れる公演である。

 

「バイトショウ」という作品自体は劇団扉座という劇団のオリジナルだが(多分)、その作品をマグカルがアレンジしたものらしい。

 

そもそもマグカルとは、「マグカル・パフォーミング・アーツ・アカデミー」の略称であり神奈川県が舞台芸術の人材を育成するために開校した演劇、ミュージカルのスクールである。

その為、今回の公演「バイトショウ」も日々のレッスンの成果を発表するいわゆる成果発表会という位置付けに近いものだと思うが、その公演に注ぐ情熱、時間は本当に成果発表会という枠に収まらない。

 

まず、演出、舞台自体への工夫だ。

「バイトショウ」の公演はホールで行われるが、ただのホールでやる公演ではないのだ。

 

簡単に説明すると客席が360°回転するという仕掛けがある。

もっと説明すれば客席は普段公演等で使われているステージ部分を使用していて、演者はステージ部分の空いたスペースと客席側のスペースをフルに使って行う公演なのである。

その去年も同様にあった斬新かつ面白いステージ構成は、360°回転するという仕掛けで存分に公演で役割を果たしている。

客席が回転するので、死角になっているステージ部分で次の場面の準備ができ場面転換が容易というメリットが一番魅力的だと個人的には感じた。

どうしても場面転換の時は暗転をしたりナレーションを挟まないと場が持たなかったりするが、その弱点を見事克服したのである。凄い。

それだけでなく、演者が客席のスペースを使って行われる演出もあり他のホールでやる公演では絶対に見られないような面白い演出が見られる。

ステージ自体の工夫もそうだが、何より注目すべきは公演の内容。

 

 

 

「バイトショウ」あらすじ

シンガー、ダンサー、俳優、アーティスト・・・・・夢としか言えないものを追いかけ て、バイトとレッスンに明け暮れる、若者たちの希望と挫折の闘いの日々を描くオムニバスミュージカル

 

夢を追う若者。その若者達にも夢を叶えることに必死でそれ以外(バイト)を疎かにし親から支援を受けながらレッスンをする人、夢に向かって頑張りたいが生活していくのに精一杯でバイトに明け暮れレッスンをする時間が取れない人。様々な若者がいて、それぞれに苦悩や葛藤があるが夢を叶えたいという共通の想いがある。

だからこそ環境や生活、意思の違いからすれ違いが起こり、時には周りの人達との喧嘩や夢を実現させることの難しさで夢を追うことを諦めかけることも珍しくない。

そんな中、周りに励まされたりふとしたきっかけから立ち直り夢を追い続ける。

 

 いやあ...素晴らしい...。

叶えたい夢は違えど、夢を追いかけている人は本当に輝いているしたくさんの夢や希望をもらえる。

それが「夢を実際に追う若者が夢を追う若者を演じている」という時点で物凄く面白いし、かっこいい。

皆が皆、与えられた役を演じるというより本当に自分自身を演じきっているかのように錯覚させられる。そのくらい演じている役に対して違和感がなかった。

 

今回の公演名は「国際篇」。前回の公演の「青春篇」と名前が違うだけはあって内容も多少違っていた。国際篇とタイトルについているだけあって、ベトナムの留学生が出演者として出ていた。ミュージカルに国境の壁なんてないんや...。

元々は10人くらいのベトナム人を出演させて大々的な国際篇として作品を作り上げる予定だったみたいだが、都合上1人のみの出演になってしまったらしい。

それを知ったのは公演が終わってからだったけれど、その事を感じさせない程の「留学生」という枠を上手に使った内容だったと思う。

 

ベトナムの文化、民族舞踊を日本にも普及させるという日本とベトナムの架け橋的な役割をこの公演を通して、少なくともバイトショウを観に来た人達に対しては果たせたんじゃないかな。

 

留学生を迎え入れての公演、という点で去年とは大きく違っていたと思うけどそれ以外でも結構変わっていた所があった。

 

去年にはなかった新曲や演出、そして配役がほとんど去年と変わっている所が印象的で面白かった。演じる人が違えばこんなに変わるものか、と色んな場面で感銘を受けたのをよく覚えている。

もちろん去年にはなかった役や場面もあったので去年の公演とは別物として捉えて新鮮な気持ちで観賞ができた。

個人的に好きな場面が無くなっていたのがちょっぴり残念だったけれど、それを補うどころか足しに足されて大幅なリニューアルを遂げた今回の公演は去年よりも確実に満足感があった。

 

この「バイトショウ」は若者のみが演じているという事もあってか、公演自体のメッセージ性や内容も若者向けな印象を受けた。

「夢を追いかける若者達の物語」という分かりやすい内容や夢を追うことの大切さ、素晴らしさを伝えるという一貫したメッセージ性が込められた作品になっていることが若者向けかなと感じた大きな理由の一つ。

それにミュージカルと聞くと音楽に精通している人、ミュージカルが好きな人でしか楽しめないような少し堅いイメージがあるが(個人的なイメージ)、「バイトショウ」はむしろミュージカルに関心がない人でも楽しめるように、コミカルで観ていて楽しい作品になっている。

加えて、題材となっているのは誰しもが経験している、したことがあるであろう「バイト」なので、特にバイトに明け暮れる若者は感情移入がしやすく作品に入り込めるものになっている。

そういった点で若者はもちろん、大人でも楽しめる"良い"作品だと思った。

 

 

この「バイトショウ」はその名の通り工事現場やファミレスなど様々なバイト場でそれぞれが魅力的な役を演じ、踊り、歌い、表現する。

踊りの振りにもバイトで使う道具を用いていたりしたのが面白いし、自然に溶けこんでいたしバイトを題材にする作品ならではの工夫だった。

 

特に主要人物のキャラの立ち具合がこの作品の良さを一層深めているけれど、それも演じている人の情熱があってのキャラの立ち具合だと思うしその情熱が伝わってくるのも凄い。

"若者"だからこそのエネルギッシュでキラキラした演技が、未熟ながらも全力な感じが伝わってきて公演中何度演技に圧倒されたか分からない。

この全力感は、例えプロでも表現出来ない"発展途上な若者だからこそできる圧倒的な魅力"だと心の底から思うし、本気で挑んで頑張っている人にしかできない表現方法でもあると思う。

今回のポスターにも書いてある「ガチのリアルで勝負すっから!!!」が言葉通り、言葉以上に伝わるガチのリアルな演技をする演者ばかりだった。

 

その中でも一際印象に残ったのは劇団扉座の団員の人達と去年、今年の主要な人物を演じた演者達。

劇団に所属していて経験値や場数の多さが違うであろう人達、主要な人物を任されるだけのものを持っているであろう人達の演技は目を見張るものがあった。

声楽家すげえ。

 

その人達はもちろん、全員が去年よりも確実にパワーアップしていて、去年より良い公演だったと思えた一つの理由として演者自体の成長だと自分は信じて疑わない。

 

演者の中には複数の役を演じる人も多く、器用に上手く別の役を演じきっていた。

2時間という公演の中でよくあんなにコロコロ配役変わって演じきれるなぁ...って配役変わる度に感心していた気がする。

 

演技はもちろん、踊りや歌っている時でも表情から入り込んでいてコミカルな場面では弾むような演技、といった具合に場面毎に合った表現の仕方も凄く感動した。

 

 

余すことなく全てがお気に入りで好きなシーンだけれども、カズエがオーディションに受かって夢に向かって一歩前進した終盤のシーンが何回観ても泣けるし心打たれる良いシーン。カズエが受かったことを知り「すぐに追い付くから!」と純粋に夢に向き合って更に頑張ろうと決意するアイ達にもグッとくる。夢に向かって高め合える仲間ってめっちゃ素敵。

 

終盤で披露された「おめでとう」と「ダイジョウブ」は夢のこれまでとこれからを形取る楽曲。

「君のこれまでの頑張りにおめでとう。歩みを止めなかった君の強い意思の賜物だね。」彼女の全身で表現する滲み出るほどの"喜"が「おめでとう」の意味を具現化する。

「大丈夫、君は頑張っているんだから。これから先の困難にも打ち勝つ強い心を持っているんだから、大丈夫。」暗い空間に彼女を照らすスポットライトが刻苦し夢を追う一人の少女の心を映し出す。

 2つの楽曲を少女達が彩り、より一層「バイトショウ」の基部を強調する。

 「バイトショウ」を締めるに見合う純然たる楽曲だ。

 

コミカルな曲やシーンも好きでその場面で感じることもたくさんあるけれど、聴かせる曲だったりメッセージ性の強い歌詞の曲の強さには敵わないなぁ。その曲の魅力が十分に伝わるのは演者の努力によって磨かれた表現力によるものだから尚更感動する。

 

 

今回の「バイトショウ」を作り上げた演者達は、これから先「バイトショウ」で得た経験や想いを胸に秘め歩んでいくだろう。

たとえ志半ばで別の道を歩もうが、本気で挑み歩んだ道のりは決して無駄にはならない。夢に向かって愚直に突き進んだ日々は色褪せることなく心に刻まれ続け、これから先の人生を照らす灯火となるに違いない。

彼等のステージ上での演技を見たら、そう確信した。

本当に彼等にはもっと色々なステージに立って欲しいし、輝く姿を見せて欲しい。

 

 

 

 自分自身、この「バイトショウ」を通して夢に対する印象や考え方が変わったと思う。夢を全力で追うことはこんなにもかっこよくて輝いているんだ、というのが夢を追う若者達が一から作り上げる作品を通して感じることが出来た。

 

当たり前のようにどこにでもいる「アルバイト店員」が夢を叶えるために頑張っている人なのかな、なんて思ったりしてバイトに対する価値観がガラッと変わった気がする。世の中はバイトをする人達で回っているんだなってことに気付いた。

 

公演中、何度「この人達みたいに全てを懸けて夢を叶えるために頑張っていたら...」なんて思ったか分からないし、心の底から羨ましかったし、若干の悔しさもあった。

本当に全力で頑張っている人達を見るとそのキラキラさに圧倒されるし、たくさんの希望をもらえる。頑張っている人達が周りに与える影響力は凄いということに改めて気付かされたし、そういう周りに良い影響を与えられる人を目指したいなって思った。

何回観ても観る度に"夢"の大切さに気付くだろうし、たくさんの想いが生まれると思う。この「バイトショウ」という作品にはそれだけの想いが詰まっている。

この作品を1人でも多くの「夢を追いかけている人」や「夢を諦めかけている人」、「夢を叶えた人」、「夢がない人」にでさえ観て欲しいと強く強く思う。

必ず何か自分の価値観、夢に対する気持ちが変わるだろうから。

 

この作品に出会えたことに本当に感謝している。出会わせてくれてありがとう。

これからもあなたの夢を追う姿を応援しているし、希望も勇気もたくさんもらわせていただきます。

本当にありがとう。お疲れ様!

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ワンウィワンマン『WonderBox』感想

ワンダーウィードの4thワンマンであり2周年記念ライブでもあるライブへ行ってきた。

 

自分がワンウィを初めて観たのは木曽三川公園で行われた年末のカウントダウンライブだった。そう考えるともうあの時から半年以上も経ったんだなぁと思うと同時に、こんなにハマるとはなぁと思っていたら自然と頬が緩んだ。

何せこの半年間対バンで観ることはあってもワンマンで観るのは初めてだった、楽しみにせざるを得ない。

 

 

ワンマン当日。当然有給を取り午前中からゆっくり高速バスで東京へ向かう。

「バスの中でたくさん寝られるから前日は夜更かしするかーwww」なんて余裕をかまして夜ふかしをしたら結構身体にガタが来てた。

まだ20歳なのに老いを感じずにはいられない。

学生時代からの老いの早さからして、あと3年もしたら寝たきりになるんじゃないかって頭によぎるほどだ。歳をとるとはこういうことか。

 

 

いや、そんなことはどうでもいい、、自分は好きなグループのワンマンを見るために東京へ来たんだ。若干の体調不良も体力の低下も関係ない。全力で楽しもうではないか。

 

そう心に決め、東京へ到着。

久しぶりだなダイトカイトーキョー...!!(約1ヶ月ぶり)

ワンマンの会場は赤坂BLITZ。よく耳にはするが、何気に初めて行く箱だ。

 

前日に特典会のレギュが公開され、「あれ、これ、チェキ撮れないんじゃね...?」と不安な気持ちだったけど、思ったより物販列が長くなく割とすんなり買えた。ワンウィは推しとしかチェキを撮ったことがなく、今回も当然の如く推しのみのチェキ×3を購入。あとはタオルとランチェキ×2。先行物販って響きがワンマンっぽいなぁなんてちょっと感動しながら、開場を待つ。

 

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 美味しそうだったので、つい...

 

 

 

今回のライブはSチケットの人のみピクチャーチケットに変えられ、特典ももらえるとのこと。

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何気にピクチャーチケットというものはあまりお目にかかれないからこういうのは一般的なチケットよりも記念になるし嬉しい。

Sチケットを買うと2チェキ、楽屋訪問、オフ会参加、サイン入りポスターのどれかが当たるという太っ腹な特典付き。

ちなみにチケットの特典は2チェキだった。安定。

 

 

そしていざ入場。のんびり開演を待つ。

ライブハウスは基本スタンディングだからこの開演まで待つ時間が一番だるかったりする。今回は連番相手がいたから何とかなった。

 

 

数十分くらい押してからついにワンマンスタート。「1曲目は絶対六等星だわー、分かるわー、俺には分かるわー、1曲目は六等星だわー」なんて思ってたら本当に六等星だった。

 

単純に1曲目に合う曲調でもあるし、「今は六等星だけどいつかは誰もが気付く一等星」という曲のコンセプトがこれまでとこれからのワンウィのストーリーを表してるのかな、と思いながら最初から沸きまくる。

 

今回のワンマンは持ち曲全てをやるらしく、聴いたことのない曲がたくさんあったのでそこも楽しみにしていた。

 

六等星が終わり、夜空の列車、アオイホシと続く。個人的にめちゃくちゃアオイホシが好きでこの曲がアンコール後で流れたら絶対泣くなあと思ってたら割と序盤に来た。

関ヶ原で観たアオイホシが日が落ちている中での一番大きな野外ステージだったからとんでもなくエモかったが、今回のアオイホシも良かった。この辺りで、照明やらモニターやらが結構凝ってることに気付いた。

 

ワンマンの良いところはそのグループの特色が表れる所だと思うから、こういう「ワンウィのワンマンはこういう演出だ!」という意思?みたいなものが伝わるのは楽しい。

 

その後の楽曲も超楽しい。ワンウィにこんなにハマった一つの理由として「楽曲の良さ」があるし、今回のワンマンは生バンド。ワンウィの楽曲は本当に生バンド映えするものが多く、普段とは違う「呼吸をする生きた楽曲」感が凄かった(伝われ)

 

UNITEが終わって、メンバーが捌ける。

ワンマンでの一つの不安材料として「メンバーの衣装チェンジの間、いかに飽きさせないか」だと思うし、ここでもグループの特色が現れると思う。ユニットに分けてその間に着替える、映像を流す、曲を流して早着替えしてノンストップライブ、色々な工夫があると思う。

 

今回のワンウィのワンマンは「ゲストが歌う、メンバーの一人が残り歌う、2年間の思い出が詰まったスライドショー」という演出だった。

 

ゲストのisaoさん自身が作った楽曲六等星を歌うというプチサプライズは笑ったけど、めちゃくちゃ盛り上がった。やっぱ煽り方うまいなー沸かせ方うまいなーって思いながら聴いてた。isaoさんが捌ける時にisaoコールが鳴り止まないのさすがに面白すぎる。好きだisao...

 

isaoさんが捌けてメンバーが登場したが、黒のマントで身を隠しているではないか。

なんだ!?新衣装か!?と期待していたら本当に新衣装だった。

ワンウィの衣装は黒なイメージが多かったけど、今回の衣装は白。

正直めちゃくちゃ好き。今までの衣装の中で一番好きな自信がある。ワンマン限定の衣装ではなく、特典会の時に聞いてみたら今後も着るらしいので高まった。ありがてえ。

 

愛のマグナムが終わって次の曲のイントロがかかる。かかった瞬間のあのフロアの沸き具合よ。みんな大好き欲張りGIRL。

今までで一番沸いてボルテージがMAXに。そして気付く。「Sチケット特典Tシャツ汗めっちゃ吸うやん...」

 

そして次の曲はParallel World。好きだ。推しパートがたくさんあるし曲も良い。

 

その後は小さな花をリーダーソロで見事に歌い上げる。うめえ...。こういう贅沢なことはワンマンでしか出来ないだろうしこれが見れただけでも来た価値があった。

 

小さな花が終わりメンバーは私服衣装に着替え、デート気分を味わえるような恋愛チックの楽曲が続く。

 衣装と楽曲のコンセプトが合ってるし最強に可愛くていわゆる「頬緩みタイム」だ(そんな時間はない)

 

その後は定番の沸き曲で攻め、最後は予想通りBANJIKYUSU PARTYで締め。

 

ワンウィのライブではサークルに入ったことがなかったけど、今回のワンマンはなんだかんだ全部入った気がする。

Sチケット専用エリアとその他のエリアで区切られていたけど、そんなことはお構い無しにフロア全体でサークルが出来上がって盛り上がる光景はかなりアツかった。

 

全く関わることのないであろう人、見ず知らずの人と一緒に同じ場所で、同じ瞬間を同じ目的を持って盛り上がっているこの刹那的な空間は何度体感しても最高に楽しい。

 

『同じセトリのライブはあったとしても、全く同じライブは2度とない。』

明日の身体の心配や叫ぶ度に痛みに襲われる喉に対する不安な気持ち、この最高な時間はいずれ終わってしまうんだという儚い気持ちでさえも消し去るような瞬間が会場一体に訪れる度に、その言葉を思い出す。

 

 

 

アンコール後はメンバーのMC。普段対バンしかやらないと告知や自己紹介しかないからMCは新鮮で楽しい。

 

MC後は永遠青春GIRL、パプリカでエモい平和的な終わり方。

永遠青春GIRLを初めて聴いたが、正直すごく好み。青春を思い出させるメロディに歌詞で一番胸に響いた。これからも最高の青春を一緒に過ごそうな...!!

 

 

初めてのワンウィのワンマンで改めて感じたことはさっきも書いたけど楽曲の良さ。その楽曲に負けないメンバーのパフォーマンス。ワンウィを観たのは半年前だけど、その時よりも確実に煽りやパフォーマンスが向上してるのが目に見えて分かった。あと推しが最高に可愛い。

 

何より演出含めファンを楽しませよう、想いを届けようとする姿勢。月並みな言葉になるけど感動した。次のワンマンはいつになるかな、平日でもまた行きたいと思わせるライブだった。

 

 

ワンダーウィードさん、最高のライブをありがとうございました!!

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一つのアイスを求めて

事の発端はこのツイートから始まった。

 

 

 

 

期間限定という言葉に弱い典型的日本人である自分が、そして推しが神と評価するほどのアイス、、、どれだけ美味しいのかが気になって仕方がなかった。好奇心に駆られた自分は、そのアイスを求めてペダルを漕ぎ始めたーーー(チャリ通勤)

 

 

1日目

 

回った店舗数:5店舗(コンビニのみ)

総移動距離:約6km

移動費用:0円(自転車)

 

会社から自宅までの通勤経路の途中にコンビニが5軒あるので、「まぁどっかのコンビニにはあるっしょ!w」くらいの軽い気持ちでコンビニに寄っていく自分。

甘かった。

事前に調査した所、セブンイレブンで売っていたとの情報があったのでコンビニなら大体売ってるんだなと思っていたがそんなことは無かった。さすが田舎。

自宅に一番近いコンビニ(5軒目)でふわっふわなんちゃらが売っていなかった腹いせにクーリッシュを買ってしまったのはしょうがないことだろう。パイン初めて飲んだけど美味しいねあれ!

1日目の収穫は「クーリッシュうめえ」だけでした。クーリッシュうめえ。

 

 

2日目

 

回った店舗数:21店舗

総移動距離:約15km

移動費用:0円(自転車)

 

 

2日目は行動範囲を広げ、会社から自宅へ帰る逆方向、全く普段通らない道だったりと、とにかくコンビニ、スーパー、ドラッグストア、、、アイスが売っている店舗をひたすら回った。

合計21店舗、2日間合わせて26店舗。結構田舎でも探せばあるもんだなあと関心したし、2日目は数々の出来事があって思い出深い一日になった。

特に数軒、印象深い店舗を掘り下げていこうと思う。

 

5店舗目

 

5店舗目は「普段よく見るけど入るきっかけもないスーパー」だった。スーパーの名前も聞いたことがないし、外装からして小さそうなので今まではスルーしていた。しかしアイスを求めてついにそのスーパーに入り、アイスを物色。

もちろん(?)目当てのアイスはなかったが、そのスーパー自体が当たりの部類に入るスーパーだという収穫があった。

お菓子類ジュース類が比較的安く、品揃えも豊富。小さい店舗ながらに満足だった。

 

これからお世話になるぞ、という意味合いも込めて記念にジュースを1本手に取りレジに並ぼうとしたら、レジの近くのアイス売り場のショーケースを小さな男の子がまじまじと見つめているのを発見した。

ポケットにはみ出した財布(もちろんバリバリ)があったので1人でアイスでも買いにきてるのかな、と微笑ましい気持ちになった。

男の子の様子が気になってレジに並ぶことをやめ、少しの間観察をしていたのだが(この時点で気持ち悪い)、どうやら買いたいけどお金がないのだろうということに気付いた。

俺にもそんな時代があったなぁ...(社会人ボイス)と思いながらそっと男の子に話しかけた。

 

自分「ぼく、どうしたの?アイス欲しいの?」

 

男の子「えっ...?(引き顔)」

 

社会的に害悪なオタクがこれからの社会を担う輝かしい未来の星に話しかける行為は思った以上に罪だったようだ。

 

なんやかんやあって打ち解けてハーゲンダッツを買ってあげたのであった。ませたガキンチョだ...

 

 

7店舗目

 

ドラッグストアにもアイスが売っていることに気付き(遅い)自宅から遠ざかってドラッグストアに向かい、アイスコーナーを物色。

 

そこにはなんと...!!!!

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どうやらふわっふわなんちゃらの他にも似たような期間限定のアイスがあるようだ。なぜそのふわっふわなんちゃらだけがないのかは全くもって理解不能だった。

 

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美味しそうだったのでなんだかんだ他のやつを買ってみた。美味しかった(小並感)

 

 

 

10店舗目

 

自宅の付近では一番大きなスーパー。正直ここに売ってなかったら諦めよう...と期待と不安を胸に抱きアイスコーナーを物色。

 

するとそこには...!!!!

 

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 ふわっふわなんちゃら以外の似たようなアイスが...!!!(さっきの画像より何気に一種類増えてる)

 

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ちゃんと明記はされているのでもしかしたら奥深くに...と思って我を失ったかのように物色するがなぜかふわっふわなんちゃらだけが一つもない。まいさんのツイートの影響力やばくね?(違う)

 

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なんだかんだ買っちゃうやつ。

美味しかった。さっきのより個人的にはこっちのが好き。

 

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期間限定並に弱い言葉"半額"に惹かれてつい買ってしまった。美味!

 

 

 

それからというもの、1時間以上かけて10店舗以上回ったがまさかのふわっふわなんちゃらは見つからず。

 

しかし、美味しい(らしい)アイスを求めてたくさんの店舗を回り、普段食べないようなアイスを買ったり行かないような店に入るきっかけができたりと、今回の2日間の冒険(?)は充分収穫があった。

あと、自分の行動力って凄いな...と若干引いてしまった。推しがこのアイス神って言っただけで21店舗も回るって結構気持ち悪いよね。

 

結果的には目的のアイスは食べられなかったけど、笑い話が一つできたし何より推しの発言一つで人生に良い刺激を与えてくれることを改めて実感できましたね。良き2日間でした。推しに感謝👏

 

わーすたのzepp公演は凄かったって話

よーし今までクソみたいな記事しか書かなかったから(削除済)そろそろ本気で記事書くか〜〜〜〜〜と思い始めて数ヶ月。

 

究極的に3日坊主な自分は日記はもちろん自分の書きたい!と思った記事すら全く書かなかった。

ブログを毎日書く人って本当凄いと思う。

気が向いたら書こうと思っても気が向くことが無い。マヂムリ、、、

 

しかし!!!!!そんな重い重い腰をあげる時が来た。

 

4/22に行われたzeppでのわーすたのLIVE。

さすがにあんなもの見せられたらブログにまとめるしかないでしょ〜と思い、完全に自己満だけど感想や何やら書きなぐっていくよ。

 

 

zeppでの公演は2部制。

昼の部はアニソンカバーで、夜の部はフルバンド。

どちらもわーすたにとっては初挑戦で、メンバーは自信を持って来て欲しい!って言ってたしその言葉を信じていたけど、正直不安な気持ちもあった。

 

昼の部のアニソンカバーライブは、決まった瞬間は面白そうと思った反面、こういう路線で行くのか?なんて素直に喜びきれない自分もいた。

でもアニソンが悪いなんてことは全くないし、むしろ日本の象徴でもあるアニメを世界標準の名の通り世界に広めるって意味ではピッタリだと思う。アニソンはいいゾ。(にわか)

 

そんな不安を良い意味で裏切るメンバーによるタグでの参加型の企画だったり、事前に披露する楽曲を発表する手法には驚かされた。

 

そうだ、わーすたってこういうグループだったんだ。って。

常にわーしっぷのことを考えて、楽しませてあげようと行動するメンバー。新しい挑戦だからこそみんなで作り上げていこうとする姿勢。

なんだか不安になっていた自分がバカバカしくなった。

 

メンバーに後押しされて気付かされたこともあって当日なんてテンションぶち上がりでSnow halationの落ちサビ用にUOを調達する程だった。

ここだけの話、UOが売っていなくて100均で買ったUOもどきを用意したわけだが、発光がしょぼすぎて全く映えなかった。ライブ中に思わず笑ってしまった。

 

セトリもアニソンには詳しくない自分でも9割は知っている楽曲で本当に楽しめたし、このアニソンカバーライブだけでも価値のあるライブだったなあって感じた。

 

というか、フルバンドにたくさんのアニソンカバー、どれだけメンバーは裏で努力したんだろう?新しく覚えることだらけで、本当にそんな大変なことを表にも出さずよく頑張ったなぁって。

しっかりと努力の分がパフォーマンスで表現出来ていたと思うし、あの瞬間に居合わせた自分は幸せだなあ。

 

 

そして、夜の部はフルバンドライブ。

 

わーすたの楽曲がフルバンドでアレンジされるって言われてもいまいちピンと来なかったし、どこまで仕上げられるのかな〜なんて期待はしていたけどどこかで一線を置いていた自分がいた。

 

フルバンドで映えるといえば、当然ロック調な楽曲が多いグループだろう。

自分が生でフルバンドのLIVEを見たことがあるのはPass Codeくらいかな。

フルバンド映えする楽曲ばかりが揃っているからもちろん相性は抜群に良かった。

 

そんなフルバンドが映えるグループを見たことがあったからこそ、わーすたの楽曲がどこまでフルバンドで面白くなるのかが全く想像できなかった。さっきからフルバンド言いすぎ問題。

 

まぁ、結論から言うと

「わーすたのフルバンドええやん...」

ってことです!!!!!!

 

ロックにロックにガンガン攻めるだけがフルバンドじゃない、そんな生後1ヶ月の赤ん坊ですら分かる(分からない)簡単なことを見落としていた。

 

元々フルバンド映えすると思っていた「完全なるアイドル」はもちろん、「Zili Zili Love」、「にこにこハンブンコ」、あっ挙げ出したら全部挙げちゃうやつ、、

 

こんなにわーすたの楽曲が面白くなるんだ、って何回思っただろうか。

特に「好きな人とか居ますか」のアコースティックVer.は凄くよかった(小並感)

アコースティックにアレンジされるのはちいさなちいさなだなって自分の中で確信を持っていたけど、完全に予想の斜め上を行かれた。

 

個人的に、本当に個人的に言うと「好きな人とか居ますか」は2人のダンスによる表現があっての楽曲だと思っていたから、踊らずに歌だけの表現で勝負するのは想像してなかったなあ。

 

アコースティックVer.でも三品が歌う「会いたくて会いたくて会いたすぎて瞳閉じた」の所は本当に良かった。

良かったって言葉しか出てこないのが自分の語彙力の無さを恨むけど、この感情をまとめるには良かったって言葉が合ってるかな。

 

たくさんの良かったが詰まったフルバンドライブだったけれど、中でも予想していなかったのが2曲もの新曲披露。

 

新曲披露はあるかな〜って思ってはいたけど、フルバンドに向いてるようなロック調の楽曲だと思っていたし、あっても1曲だろうと思っていた。

 

いやいや...2曲て...しかも2曲ともくっそエモい曲ですやん......

 

メンバー一人ひとりの表情が本当に涙を誘う楽曲だった。約束だから、ちいさなちいさなとはまた違う、これからのライブのセトリに入る場所によって意味が大きく変わる楽曲だと思う。

 

個人的にねえ愛してみては、いまはむかしと繋がってたりするのかなぁ、なんて妄想を膨らませられた楽曲だった。

こういうアンサーソングと位置付けていいのかは謎だけど、別の楽曲の物語の続きのような楽曲は本当にたくさんの想像ができて楽しいし面白い。

 

Stay with me babyは、個人的にねえ愛してみてよりメロディライン的にも、歌詞的にもこれからのライブで重要な役割を担う楽曲になるのかなって感じた。

メンバーの表情も、ダンスも本当に感情がこもっていたしこれから大切に大切に歌っていって欲しいなあ。

 

ただ、うるとらみらく〜略〜 贅沢なことを言えば盛り上がる曲が欲しかったなあなんて。

 

でも、この大きな節目になるであろうzeppで初披露をしたこの2つの楽曲の意味を見出すとこれで良かったんじゃないかなとも思う。

楽曲に正解はないってことだな(上手くまとめたつもり)

 

 

そして、このzepp公演を見た人が口を揃えて良かったって言葉が出てくるのはMCのおかげでもあるだろう。

 

本当に裏ではメンバーも不安で不安でいっぱいな気持ちで、毎日たくさんの壁にぶつかりながらここまで頑張ってきたんだなって伝わるMCだった。いやあれは涙なしでは聞けないわ。

柴田理恵なら業務用箱ティッシュを秒で使い切るレベル。

 

 

たくさんの想いが詰まったMCで、自分もたくさんのことを思ったけど、結局は感謝しかないね。

わーすたに出会えたこと、夢に向かって頑張るわーすたを応援できること、何もかもが感謝。圧倒的感謝。

 

ああ、正直書きたいことが多すぎてこれでもまとめたつもり(まとまってない)だけど、全ての感想を書くのってつまらないかなって思ったのでここらへんにしときます。

本当はメンバー一人ひとりたくさん書きたいことがあるけど、書き出したら書き終わる気がしないのでまたの機会ってことで。

 

凄い中途半端な終わり方だけど、こういう終わり方もいいんじゃないかなって。

決して面倒臭くなったわけではない、決して。

続きがあるかは分からないけど、気が向いたら、気が向いたら(強調)書こうかな、、??、、???

 

 

あ、それと特典の猫耳が思った以上に良かった。

グッズは飾らない主義だけど、今回は大切に思い出として飾らせていただきます。

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これからのわーすたがどこまで行くのかは分からないし予想もつかないけど、夢があるなら付いていくつもりです。ほとんど在宅の弱いオタクですいません。

 

とりあえずわーすたのzepp公演は凄かったって話。